結論:自宅で遊ぶ脱出ゲームは、印刷したキットを謎の連鎖に変えるしくみです。謎を1つ解くたびにコード、言葉、数字がわかり、それで次の封筒が開きます。こうしてタイマーが切れる前に最後の答えへたどり着けばクリアです。いちばん年下の参加者の年齢に合ったキットを選び、印刷と仕分けに約20分、プレイに45〜90分を見込みましょう。
たとえば、こんな場面(よくある光景をもとにした作り話です):雨の土曜日。ダイニングテーブルに5人が身を寄せ合い、キッチンタイマーは14:32を指しています。「4」と書かれた封筒は、誰かが3けたのコードを解くまで開けられません。11歳の女の子は「肖像画の年号だよ」と言い張り、おじさんは「絶対ちがう」と言い返します。答えは肖像画の年号でした。封筒が勢いよく破られ、タイマーは進み続け、気づけば全員が立ち上がっています。
この記事のポイント
- 印刷して遊ぶ脱出ゲームキットに本物の錠前はいりません。答えで番号つきの封筒を開けていきます。
- キットはいちばん年下の参加者に合わせて選びましょう。難しすぎるゲームが不満で終わるのは、やさしすぎるゲームが退屈で終わるよりずっと早いものです。
- 準備はほとんどが、片面印刷、指定のパーツの切り取り、ページを封筒に分ける作業です。
- 答えを知っているホストが1人いると、ゲームがスムーズに進み、ちょうどいいタイミングでヒントを出せます。
- 封筒といくつかの暗号、タイマーがあれば、手作りの脱出ゲームも簡単に作れます。
印刷して遊ぶ脱出ゲームキットのしくみ
お店のリアル脱出ゲームでは、テーマのある部屋に1時間閉じ込められます。おうちで遊ぶ脱出ゲームは、時間のプレッシャーと謎の連鎖はそのままに、本物の錠前をなくしたものです。印刷用キットには次のものが入っています。
- 物語とゴール:真夜中までに金庫を開ける、迷子の恐竜の赤ちゃんを見つける、夜明けまでに泥棒の名前を挙げる、など。
- 謎のページ:年齢に応じて、暗号、地図、ロジックパズル、切ったり折ったりするパーツなど。
- 封筒と「錠前」:謎を解くと、数字、色、言葉のどれかがわかります。正しい答えが、次に開ける封筒を教えてくれます。
- 進行ガイド:準備の手順、謎ごとのヒント、すべての解答が載っています。
プレイヤーに必要なものは、すべてページに印刷されています。アルファベットも暗号の鍵もルールもキットに入っているので、モールス信号や歴史を前もって知っている必要はありません。だからこそ、印刷して遊ぶ脱出ゲームは家族や年齢がばらばらなグループでも楽しめるのです。
その夜に脱出ゲームと推理ゲームのどちらを遊ぶか迷っているなら、脱出ゲームと探偵ゲームの違いを解説した記事で、どちらがどんなグループに向いているかがわかります。
自宅で脱出ゲームを準備する
1. 印刷する
片面で印刷しましょう。切り取ったり、ページどうしを重ねたりする謎があるからです。謎に色を使うためカラープリンターが必要なキットもあれば、白黒でもきれいに刷れる印刷向け版がついたキットもあります。始める前に確認しておきましょう。
2. 切って仕分ける
指定のパーツを切り取り、ページを番号つきの封筒に分けて入れます。封筒の表には番号を大きく書いておきます。私たちの大人向けキットなら、準備は約20分です。
3. 「部屋」を決める
テーブル1つで全部遊んでもいいですし、リビングのあちこちに封筒を隠して、動き回る要素を足してもかまいません。子どもには隠す方式が好評です。大人はたいてい、ページを広げられるテーブルを好みます。
4. タイマーとルールを決める
目標時間(たとえば60分)を決め、ルールを3つ説明します。封筒はコードがわかってから開けること、先のページをのぞかないこと、5分以上行き詰まったらいつでもホストにヒントを頼むこと。
5. ホストはプレイしない
ホストは最初の物語を読み上げ、答えを確認し、ヒントを出します。よいホストは部屋の様子をよく見ています。1人が全部解いてしまっているときは、おとなしい参加者を次の封筒へそっと促しましょう。
年齢で選ぶ脱出ゲーム
私たちの印刷して遊ぶ脱出ゲームは、多くが2〜8人向けです(日本が舞台の一部の作品は1〜4人)。年齢層によって変わるのは、謎の種類、読む量、そして長さです。
大人向け脱出ゲーム(16歳以上)
大人向け脱出ゲームは、約90分のひと晩じっくり楽しめるボリュームで、暗号、時刻表、帳簿、ロジックパズルが中心です。どの作品も謎解き事件であり脱出ゲームでもあるので、最後は鍵を開けるだけでなく犯人を名指しします。舞台は1934年の夜行列車、1926年シカゴのもぐり酒場、1891年のロンドン、1962年の東ベルリンなどです。
まず形式を試してみたいなら、ブラックウッド家の遺産を無料でダウンロードできます。アカウントもメールアドレスも不要です。遺言の読み上げに相続人たちが集まり、真夜中までに金庫を開けなければなりません。そして中の書類は、ブラックウッド・ホールの火災が事故ではなかったと告げています。謎13問と順番に開けていく五つの鍵、所要時間は60〜90分、16歳以上向け。30ページのPDFで、フルカラー版と印刷向け版の2種類があり、進行ガイド、解答表、証書、招待状もついています。
ティーン向け脱出ゲーム(12歳以上)
ティーン向け脱出ゲームは75分のミッションが中心で、地図、理科、暗号、グラフや圧力計の読み取りといった数字の謎を組み合わせています。必要な情報はすべてページに印刷されています。テーマは美術館強盗、ゾンビ研究所、沈みゆく潜水艦など。京都のからくり箱や夏祭りなど、日本が舞台の作品もあります。大人数なら3〜4人のチームに分け、チームごとに1部ずつ印刷して、制限時間に挑みましょう。
家族で遊べる脱出ゲーム(8歳以上)
家族で遊べる脱出ゲームは、8歳以上向けの約1時間の冒険で、子どもと大人が並んで謎を解けます。暗号、ロジックパズル、切って折るパーツを使い、テーマは魔法使いやファラオから、キャンディ工場、ハロウィンのゆうれい屋敷、クリスマスの郵便局まで。子どもが手がかりを読み、大人は難しめの推理を手伝います。
子ども向け脱出ゲーム(5〜9歳)
子ども向け脱出ゲームは、まだ字を覚えている途中の子どものための45分のゲームです。謎はほとんどが見て解くもので、足あとを大きさの順にならべる、影を合わせる、からまったひもをたどる、数字のとおりに色をぬる、などがあります。短いお話の部分は大人が読み上げます。4作品とも謎に色を使うのでカラープリンターで印刷してください。最後には子ども一人ひとりに証書があります。
年齢別・脱出ゲームキットの比較
| キットの種類 | 年齢 | 人数 | 時間 | 謎のタイプ | おすすめの場面 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大人向け | 16歳以上 | 2〜8人 | 約90分(ブラックウッドは60〜90分) | 暗号、帳簿、ロジックパズル、最後に犯人を名指し | ゲームナイト、ホームパーティー、デート |
| ティーン向け | 12歳以上 | 2〜8人(日本が舞台の作品は1〜4人) | 約75分(日本が舞台の作品は60〜90分) | 地図、理科、暗号、数字の謎 | お泊まり会、誕生日会、ユースグループ、授業 |
| 家族向け | 8歳以上 | 2〜8人 | 45〜60分 | 暗号、ロジックパズル、切って折る | 家族のゲームナイト、長期休み |
| 子ども向け | 5〜9歳 | 2〜8人 | 約45分 | 数える、合わせる、色ぬり、絵の暗号 | 誕生日会、お友だちとの遊び |
| 手作り | 何歳でも | 何人でも | 自由 | なぞなぞ、簡単な暗号、隠したもの探し | 急な予定、個人的なサプライズ |
手作りの脱出ゲームを自宅で
キットがない? それなら、午後のうちに簡単な脱出ゲームを作れます。規模は小さく、謎は5〜6問で十分です。
- 結末から書く。最後のごほうびは何にしますか? お菓子の箱、映画のチケット、パーティーグッズの袋。隠し場所も決めておきます。
- 連鎖を逆向きに組み立てる。最後の謎で隠し場所がわかります。その1つ前の謎で、最後の謎が入った封筒のコードがわかる。こうして順にさかのぼります。
- 簡単な暗号を使う。あ=1、い=2の数字暗号、ページに鍵を載せた50音ずらし暗号、絵の中に隠れた言葉、答えが家の中の部屋になるなぞなぞなど。
- 家そのものを使う。お皿の下、本の42ページ、額縁の裏にテープで貼った手がかり。子どもは探すのが大好きで、大人は洗面所の鏡まで行かされるのを楽しみます。
- 試してみる。参加しない人に2問だけ解いてもらいましょう。10分以上かかるなら、もっと簡単にします。
- ヒントを先に書いておく。謎ごとに小さなヒントと大きなヒントを1つずつ用意しておくと、誰かが行き詰まっても楽しく続けられます。
年齢別・手作りのコツ
- 小さな子:読む文字はなしで、色と数をたくさん。10〜15分で十分です。
- 小学校高学年と中高生:物語(「理科の先生の公式が盗まれた」)と、本物の制限時間を加えましょう。
- 大人:最後を箱探しで終わらせず、容疑者を選ぶなどの決断にすると、ぐっと満足感が増します。
どんなおうち脱出ゲームも楽しくなるコツ
- 一人ひとりに、守って開ける封筒を1つずつ任せましょう。解くのが速い人がいても、全員が参加し続けられます。
- テーブルにメモ帳とペンを置いておくと、みんなで手分けして考えられます。
- タイマーを敵にしないこと。もう少しで解けそうなら、5分おまけしてあげましょう。
- 最後の答えを持ったチームの写真を撮りましょう。それがその夜いちばんの思い出になります。
よくある質問
自宅で遊ぶ脱出ゲームはどんなしくみですか?
キットを印刷し、ページを番号つきの封筒に分け、タイマーをスタートします。謎を解くたびに次に開ける封筒を示すコードがわかり、最後の答えにたどり着くまで続けます。
印刷して遊ぶ脱出ゲームに南京錠は必要ですか?
いいえ。印刷用キットは、錠前の代わりにコードと封筒を使います。雰囲気を出すために安い南京錠つきの箱を足してもかまいませんが、なくても遊べます。
大人が自宅で遊ぶならどんな脱出ゲームがいいですか?
本格的な推理があり、約90分で、最後に犯人を名指しするキットを選びましょう。ブラックウッド家の遺産は、16歳以上・2〜8人向けの無料の大人向けキットです。
小さな子どもでも自宅で脱出ゲームを遊べますか?
はい、子ども向けに作られたキットなら遊べます。5〜9歳向けのキットは、絵、数あそび、色ぬりが中心で読む文字はごくわずか。お話は大人が読み上げます。
準備にはどれくらいかかりますか?
私たちの大人向けキットなら、印刷、切り取り、封筒への仕分けで約20分です。子ども向けキットはページ数がもっと少なめです。手作りの脱出ゲームは、考えて試すまでに数時間かかります。
何人で遊べますか?
多くの印刷用キットは2〜8人で遊べます。大人数ならチームに分け、チームごとに1部ずつ印刷して渡しましょう。